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【試飲茶会】2024年3月販売『スモーキーほうじ茶』を飲んでみました!

2024年03月12日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は60種類以上(2024年3月時点)。その中でも、通年販売している茶葉と、期間を限定して販売している茶葉があります。

今回は初登場のほうじ茶、『スモーキーほうじ茶』をご紹介!
煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「普通のほうじ茶とどう違うの?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

スモーキーほうじ茶(岡山県産)

特徴 桜チップで燻製したスモーキーなほうじ茶。ビターで大人な味わい。割りものとしても。

四本:
「おはようございます。今回は初登場のお茶をご紹介します」

小野寺:
「おはようございます。今回は初めて、燻製のほうじ茶が登場しますよ」

四本:
「どんな味わい・香りなのか、燻製していないほうじ茶と何が違うのか比べてみるのも良いですね」

小野寺:
「『棒ほうじ』もファンの方が多いですが、今回もお茶も楽しみですね。どんなシーンで、どんなものと合わせたくなるでしょうか。それでは、淹れていきましょう」

燻製した大人な味わい。「スモーキーほうじ茶」

四本:
「茶葉は岡山県のほうじ茶です。『028 りょうふう』を作っている黒坂製茶さんのお茶です」

小野寺:
「桜チップで燻製したほうじ茶、大人な味わいとのことですがどんな味わいでしょうか」

四本:
「燻製についてそんなに詳しくはないですが、その木の種類によって向いている食材だったり、香りの付き方が違うんですよね」

小野寺:
「『棒ほうじ』と比べて、茶葉は細かめですね。このお茶も茎の部分がメインです」

四本:
「燻製することによって色がついていることもあるかもしれませんが、『棒ほうじ』とも茶葉の色味が異なりますね。ピンクは言い過ぎでしょうか、全体的に明るめの色です」

小野寺:
「そして香りもすごく良い! 燻製のインパクトがある香りです。一瞬でこの辺りが燻製の香りに包まれています」

四本:
「このお茶は、ほうじ茶が完成してから燻製をしているのだそうですよ。まずは淹れていきましょうか。一煎目、3gの茶葉に100℃のお湯を注いで30秒待ちます。淹れ方自体は『棒ほうじ』と同じです」

小野寺:
「お湯を注いでからの様子も『棒ほうじ』とまた違いますね。明るい茶色です。30秒はあっという間です」

四本:
「わ〜、注ぐと色んな香りがします。香ばしいほうじ茶の香り、燻している燻製の香り…。香ばしさと燻製の香りが同居しています」

小野寺:
「水色はしっかりと濃いめに出ますね。香りも漂っていますが、どんな味わいでしょうか。いただきます」

四本:
「味わいは優しいです! 香りにインパクトがあったので、味わいも強いのかと思いましたがフワッと柔らかい印象です。これはクセになる一杯ですね」

小野寺:
「このお茶は燻製の方が余韻として残りますね。口の中、鼻腔まで燻製の香りです」

四本:
「この香りの衝撃を考えると味わいはほっこり優しいほうじ茶です。あのインパクトのある香りからは想像できないくらいの優しさです」

小野寺:
「ギャップがあります。味わいはもっととんがっているのかと思っていたのですが、外見で決めつけてはいけませんね。これは是非ナッツを合わせたい…。『燻製ピスタチオ』と合うと思うので、あとで試してみましょう」

四本:
「このお茶は苦みの★が3つですが、個人的にはそこまで強い苦みではないと思います。確かにスモーク感があり香りとしての重たさはあるかもしれないですね。そこが大人な味わいです。このお茶が美味しいと感じるということは、私も大人になったのかな…(笑)」

小野寺:
「あくまでも好みにはなりますが、強火焙煎など好きな方でしたらこのお茶もオススメです」

四本:
「あとはこのお茶、お菓子作りにも使えそうだなと思いました。茶葉自体も細かめですし、焼き菓子などの香ばしさとも通じる部分があると思います」

小野寺:
「二煎目は100℃で20秒ほどで淹れました。余韻がずっと残っていますし、一煎目を飲み終えてこの香りにも段々慣れてきました」

四本:
「そこまで煎を重ねての変化は多くはありません。でも焦げる手前の香ばしさと言いますか、二煎目の方が燻製よりも焙じた香ばしさを感じる気がします」

小野寺:
「味わいは一煎目よりも落ち着いて、より飲みやすくなりました。美味しい…。このお茶は夜にしっとりと飲みたいですね。晩酌の替わりになるようなそんなイメージのお茶です」

四本:
「私はお酒が飲めないので、このお茶で晩酌をしたいなと思います。今回のように熱々で飲むのも良いですし、急冷にして淹れても良いと思います。季節を問わずに楽しめそうですね」

小野寺:
「濃いめに淹れて、氷の入ったグラスに注いで飲むのも良いなと思います。コピーにも“割りものとしても”ともあるので割っても良いし、ウイスキーに茶葉を漬け込むのも良いのでは…」

四本:
「色々できそうですね。大人の楽しみがどんどん広がりますね。合わせるものを考えるのも楽しそうです。今回はあんこ菓子ではなくて洋菓子などの方が良さそうです」

小野寺:
「『棒ほうじ』は最中なども良いと思いますが、またお茶が変われば合わせたいものも変わりますね。『燻製ピスタチオ』、想像の通り非常に合います…!」

四本:
「いいですね。ピスタチオがより美味しく感じます。これはチーズやナッツ、ご飯ものだとラザニアなど濃厚めでもいいですね。クリーム系のパスタやお肉料理とも相性が良いと思います」

小野寺:
「単純ですがお肉と焼いて、にんにくと一緒に頂きながらこのお茶飲むもの良いと思います。香りにこそインパクトはありますが味わいは優しい…。なのでこのお茶の香りに合うものを選べば、合わせる食材を立ててくれると思います」

四本:
「温度が下がってくると苦みと燻製の香りが増してきました。飲み進めると慣れてきますが、この燻製感はまだまだ不思議な感覚です。また新たな扉が開かれましたね」

小野寺:
「そうですね。水出しもやってみないといけませんね」

四本:
「終始小さい器で少しずついただきたいお茶。飲むシーン、合わせるものを考えていくのも楽しみですね」

「スモーキーほうじ茶」の味わいノート

・一煎目、優しい味わい。香りにインパクトがあるもののフワッと柔らかい印象。クセになる一杯
・二煎目、より焙じた香ばしさを感じる。味わいは一煎目よりも落ち着いて飲みやすくなる
・チーズやナッツなどおつまみやラザニアやクリーム系のパスタ、お肉料理とも合わせたい

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