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【試飲茶会】 2024年4月販売『Lemongrass Tea「レモングラス」×「さやまかおり」』を飲んでみました!

2024年03月29日

by 小野寺友麻

東京茶寮・バリスタ 埼玉生まれ。大学では日本語教育を学び、日本語の先生をしていたことも。日本をもっと知りたい、と東京茶寮へ。カレーと紅茶がマイブームです。

煎茶堂東京で取り扱っているシングルオリジン煎茶は60種類以上(2024年4月時点)。その中でも、通年販売と期間限定の茶葉、そして季節が変わるごとに楽しめるブレンドティーがあります。

今回は、初登場の『Lemongrass Tea「レモングラス」×「さやまかおり」』をご紹介!

煎茶堂東京 銀座店ティーコンシェルジュ・四本と、東京茶寮バリスタ・小野寺が試飲してお茶会を行った様子を写真と一緒にお伝えします。

「シングルオリジン煎茶とどう違うの?」「私が好きな感じのお茶かな?」など、お茶を選ぶときの参考にご覧ください。

『Lemongrass Tea「レモングラス」×「さやまかおり」』(静岡県産茶葉使用)

特徴 「レモングラス」のジューシーで酸味のある味わいと「さやまかおり」の濃厚な花香が調和する煎茶ベースのブレンドティー。

四本:
「おはようございます。いよいよ暖かい日も増えてきましたね。早いもので4月、新年度の始まりです」

小野寺:
「おはようございます。そんな始まりの時期に、今回は新しいお茶を紹介します」

四本:
「今月、初登場のブレンドティー『レモングラス煎茶』です」

小野寺:
「新しいブレンド、楽しみですね。これまでも驚きの香りや組み合わせ、癒しの香りなど楽しませてくれるブレンドティー。期待が膨らみます…!」

異国の香りと日本茶のブレンドティー。『Lemongrass Tea「レモングラス」×「さやまかおり」』

四本:
「いま袋を開けたのですが、レモングラスの爽やかな香りが一気に広がります。茶葉の中にあるレモングラスも存在感がありますね」

小野寺:
「少し異国の香りがします…! 今回、ベースのお茶は『063 さやまかおり』の茶葉ですが、乾燥の状態だと香りはレモングラスがメインです」

四本:
「どんな味わいでしょうか。『063 さやまかおり』はどっしりとした苦渋みがあり、花香も味わえるお茶です。レモングラスと合うことによってどんな変化があるでしょうか?」

小野寺:
「コピーに書いてある“ジューシー”という表現が気になります。早速淹れていきましょう」

四本:
「淹れ方はブレンドティーの基本、茶葉4g、80℃のお湯を120㎖注いで1分待ちます。このお茶も三煎ほど楽しめるようなので、煎を重ねての変化も楽しみですね」

小野寺:
「お湯を注ぐと香りが変わりました。不思議…レモングラスだけではない、なんだか食事のような香りがします。レモングラスはふわ〜っと浮いてきますね」

四本:
「トムヤムクンなどを想わせる香りです。レモングラスはハーブティーやタイなど東南アジア料理に使われていますよね」

小野寺:
「茶葉の様子もこれまでのブレンドティーとはまた違って新しいです。レモングラスの名の通り、草が茂っているような…」

四本:
「水色は緑茶そのものではありますが、やはり香りに特徴があります。酸味を感じますが、普段お茶で感じることのない感覚なので新鮮です」

小野寺:
「正にレモンですね。お茶を淹れた後の茶葉は果実としてのレモンを感じます。喉の奥が酸っぱいと感じるくらいです。いただきましょう」

四本:
「器に口を近づけていくとお茶も感じますよ。…レモンティーかもしれないです。レモンも感じるし、味わいとしてのお茶も感じます。でも香りと味わいにギャップがあるのかな…不思議です」

小野寺:
「想像していたよりも優しい印象です。ベースが『063 さやまかおり』ですが、苦渋みはそんなに強くはないですね。むしろ甘いと表現したい程です。味わいというよりは香りで酸味を感じます。強いて言えば後味にほんのり口の中に酸味が残ります」

四本:
「紅茶にレモンを入れてレモンティーにしたことはありますが、緑茶にレモンを入れたことはありません。でも今回のお茶はそう感じるくらいに果実のレモンを想わせます」

小野寺:
「飲んでいくと段々、お茶の渋みが重なっていく感覚があります。やはり『063 さやまかおり』の存在感もありますね。とはいえ、シングルの『063 さやまかおり』から想像すると随分爽やかでスッキリに変身したな…という印象です」

四本:
「でも『和紅茶 さやまかおり』もありますし、『063 さやまかおり』も萎凋香が特徴の、紅茶のような華やかさを持ったお茶なのでレモンティーというイメージは間違っていないかもしれません」

小野寺:
「日本茶で表現したレモンティーですね。日本茶の持つまろやかさ、旨味も感じられるレモンティー。香りも味わいも“ジューシー”という表現がしっくり来た気がします。そして結構私好みの味わいです」

四本:
「二煎目も淹れていきましょう。80℃のお湯を注いで10秒ほど待ちます」

小野寺:
「水色も出てきました。茶葉の香りが少し変わったように感じます。一煎目はレモンの果肉の香りでしたが、二煎目を淹れた後はレモンの皮に近い部分のような苦みを含んだ香りになりました」

四本:
「味わいにも『063 さやまかおり』を感じます。変わらずレモンを想わせる酸味と苦みも感じますが、二煎目はお茶の味わいがメインになります。でも一煎目より味わいとしての酸味を感じます」

小野寺:
「煎を重ねての変化が面白いですね。ブレンドティーの基本のレシピだと大きく温度を変えないので香りの変化や繊細な違いはありますが、そこまで大きな変化はありません。それに対して今回のお茶はガラリと変化したように感じました」

四本:
「このお茶とはこれから更に仲良くなる必要はありますが、初見でも違いが楽しめる一杯ですね。予想していた味わいとまた違いがあり、良い意味で裏切られました」

小野寺:
「二煎目、味わいとしてはお茶がメインになりましたが、香りは変わらずレモングラスです。温度が落ち着いてきた方が味わいとしてのレモン感を感じやすいです」

四本:
「このお茶も飲んでいくと段々お腹いっぱいになっていくような、満足度の高いお茶ですね。レモングラスの爽やかさに隠れていたのか、『063 さやまかおり』のどっしり感はしっかりとありました」

小野寺:
「また新しい感覚のブレンドティーですね。個人的にはレモンの皮の近くの苦みが得意ではないのですが、今回レモングラスが使われていることによってレモンの爽やかな香りの部分だけを味わえるのは良いですね。普段レモンティーを飲まない方でも試しやすいかもしれません」

四本:
「お茶としての苦渋みもそんなに強くはないですが、お茶としての存在感はあります。それにしても余韻までスッキリ爽やかです。お菓子ともお食事とも合わせたいですね。食事であれば、クリーム系のパスタやサンドイッチ。シンプルに玉子サンドが良いと思います」

小野寺:
「胡椒たっぷりが良いですね! あとはガーリックトーストや、アヒージョをバゲットと一緒にいただきたい…。 このお茶、急速冷茶にしても美味しそうですね。より食事とも合わせやすくなりそうです。優雅なランチが叶いそうです。お菓子だったらクッキーなど焼き菓子とも合わせたいです」

四本:
「カスタードクリームなど濃厚なクリームとも合うと思いますよ。バターサンドも相性が良さそう…。レモングラスからの連想ですが、南国系のお菓子って何でしょう。パイナップルケーキも合わせてみたいですね」

小野寺:
「フルーツ単体というよりは、生地に練り込まれていたりした方が合わせやすそうですね。あとはココナッツプリンやココナッツを使っているクッキー、ドーナツも良いですね。全部想像だけで既にあ美味しいです」

四本:
「三煎目はだいぶスッキリしました。レモンの余韻にほんのりお茶という感じです。このお茶は単体でも良いですし、甘いものや食事など合わせるものを考えるのも楽しいお茶ですね」

小野寺:
「ナッツがごろごろ入ったキャロットケーキとか、少しスパイスが効いたお菓子とも合わせてみたいです。上に乗ったクリームとも美味しそう…」

四本:
「バナナのパウンドケーキなど、密度があるものと合わせていきたいですね。休日のブランチに淹れたいお茶ですね。ブランチなら、ガレットとかしょっぱい系のワッフルとも合わせてみたいです…!」

小野寺:
「また系統は異なりますが『アールグレイティー』に続く、紅茶の系統を感じるブレンドティーですね。レモンティーも好きになりそうです」

「レモングラス煎茶」の味わいノート

・一煎目、レモングラスの香りが爽やか。全体的に優しい印象。ベースの『063 さやまかおり』は苦渋みのお茶だが、苦渋みは強くなくむしろ甘く感じる。飲んでいくと段々、お茶の渋みが重なっていくような感覚
・二煎目、変わらずレモンを想わせる酸味と苦みを感じるが、お茶の味わいがメインに。一煎目より味わいとしての酸味を感じやすい
・クリーム系のパスタやサンドイッチ、ガーリックトーストなどの食事系、バターサンドやパイナップルケーキ、ココナッツプリンやキャロットケーキなどのお菓子とも合わせたい

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